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近所のイノシシ [神戸]

6月の初旬の事でしたが・・・

夕方に用事で出た時に、近所の川沿いに何やら人が立ち止まっておりました。
なんだろうと見てみると、

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イノシシが川床でお昼寝です。この辺ではイノシシがいても別に珍しくないので
道行く人もちらりと見るだけで通り過ぎて行くのですが、この日はなぜか立ち止まって見てます。
その理由は・・・

イノ2.jpg

ウリ坊が一緒だったのです。この春に生まれた子ですね。かーわいい。
みなさん、このウリ坊のせいで立ち止まってたんですね。
お父さんと、お母さんの背中(お尻?)に隠れて熟睡です。まあ一家とも熟睡なんですが・・・

イノ3.jpg

イノ4.jpg

ウリ坊と呼ばれる所以の背中のシマシマがなんとも愛らしいです。
どんな動物でもホント子供のときは可愛く出来てますね。だれでも思わずなでなでしてしまいそう。
頭の丸さもほんとどうしようもなく可愛い。

この川は神戸の岡本というところの山手から流れ下りてくる天上川という川です。
山の中では川は山肌にとけ込むので、そこから彼らは川に入って下りて来るのです。

神戸では市条例でイノシシの餌付けは禁止されているのですが
この子達がいつもここまで下りて来てるのは、やはりだれかが食べ物を与えているのでしょうかね。
理由もなく散歩がてら下りてくるとは思えません。

餌付けの禁止というのは、人の住む環境にイノシシが下りてくると
人や車とのトラブルになったり、畑などがあったら荒らされてしまう可能性があるので
棲み分けて共存するためのひとつのルールなのでしょうね。

この川の場合、住宅街周辺では護岸壁の高さがかなりあるのでイノシシも登ってこれないし
人も下りないし、お互い安心出来るのでみんなのんびりですね。

今日は朝から雨がかなり降ってましたが。こんな日は彼らはどうしてるのでしょう。
雨を察知して山に戻っているでしょうか。雨の日はこの川もかなり増水します。
急に大雨が降ったら川はいきなり増水して、彼らの背丈では到底歩けるものではないと思います。
ましてウリ坊など流されておしまいかも知れません。

お互いのんびりに見える環境も、実は彼らにとっては安全ではない様です。
日常何気なくイノシシが見られるのも嬉しいのですが、彼らの為には
人里に下りて来ない様にしむけてやらないとだめなのでしょうね。

イノ5.jpg

しかし、ウリ坊ほんとに愛くるしい。人間の子供もそうですが、この時期はあっという間。
すぐに生意気に憎たらしくなっちゃうんですよね。
YouTubeにどなたかがこの子達の動画をアップしておられました。


走り回ってますね。連れて帰りたくなっちゃう。
この日この子達を見てた人はみんな顔が思いっきり緩んじゃってましたね。
どうか無事で育ってほしいなあ。

またこの先この家族に出くわしたらブログに書きましょ。

















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神戸港散歩ー兵庫・大輪田橋 [神戸]

先週の土曜日の散歩の続き、
浮きドック偵察の後で、兵庫埠頭の付近をうろうろ。
・・・で新川運河に架かるアーチが美しい古い橋を発見。

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ここですよん。

さっそく橋の上まで行ってみると・・・

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欄干には “おほわだはし” と “大輪田橋” と書いてあります。
大の読みが “おほ” になってるとこが何やら古めかしい。
大正13年6月竣工となっているので、西暦でいくと1924年だから86年前!

ちょうどアール・デコの時代で、この欄干もそれらしいデザイン。
大正モダン末期とも言えるのでしょうか。ラーメン鉢の模様みたいな
とこはアジアしてる?

最初、よく見ずに写真撮ってたら、
??上に何か載ってるぞと気づき、近寄ってみると

oowadabashi_5.jpg

蝸牛だー・・・でもなんで蝸牛がついてるのでしょう?
東側に渡ると欄干の上に1本だけ柱が立っています。

oowadabashi_1.jpg

こちらにも蝸牛が這ってますが、更にその上には
何やら星座らしき模様が・・・

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下の方に有るのは、横倒しになってるけどオリオンか? 
カシオペアみたいなのも双子座みたいなのも。ん〜、よく分かんない。
この柱の下には横倒しの柱らしき物が・・・

oowadabashi_6.jpg

その上には ↓ このようなプレートが

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つまりはこの橋は2度の大きな災害に遭ってるワケですね。
確かに火に炙られた様なすすけた感じがあります。
星座がついてるのはその2つの災害のあった冬の空を表しているのですね。
なるほど。でも蝸牛のことは書いてないな。うう、知りたい・・・

家に戻っていろいろネットで見てみると、この橋について色々な方が記事を
書いておられます。もともと東西の欄干の上には柱が立っていたのですが
震災で倒れてしまい、その後1本だけをモニュメントとして立て直したそうです。

また、神戸大空襲の時には火にまかれてこの橋まで逃げて来た人達が
更に橋の上までも火に襲われ、たまらず下の川に飛び込んだとの事。
またそこにも熱風が吹き付け・・・
65年前のその日、ここはまさに地獄のような光景だったのでしょう。
どんな理由があろうと、やはり戦争は許せない。

今はそこを僕が休日の散歩がてらにうろうろしてるなんて、
不況だのなんだの言ってても、今はただただ平和だなぁ・・・と。

今回の散歩の発見はしみじみさせられるものがありました。
僕は何も調べずにうろついて何か見つけるのが好きなのですが
たまには歴史を調べてから、それを確かめに来ても良いかも知れませんね。














タグ:神戸 散歩
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神戸港散歩ー浮きドックのある風景 [神戸]

先週末に神戸港散歩した続きです。行き道でアムステルダム号に引っ掛かっちゃって
しばし道草を食ってしまった土曜日ですが、本来の散歩目的は兵庫港方面うろうろです。

・・・で、何かおもしろいの入ってないかなあ〜と、
時折偵察しに行ってる“浮きドック”です。

floating_dock_1.jpg
この写真は兵庫埠頭北側から川崎造船やその他の浮きドックを眺めたものです。

皆さんご存知かも知れませんがドックは通常船を入れて、扉閉めて、ポンプで排水して
って事なんですが、浮きドックはドック自体を一度水中に沈めて、船入れてから、
浮かせる事で、船も一緒に水中から上がるっちゅうやつです。

右側の白と黒の2つの浮きドックがそれぞれ川崎造船のNo.2ドックとNo.3ドックです。
写真に写っている岸壁に行けば、浮きドックの中が見えるのですが
何ヶ月か前に来た時は、黒い方のNo.3ドックに自衛隊の潜水艦が入っていました。
整備中か造ってる最中かはわからなかったのですが、船尾側がこちらを向いており、
スクリューが外されて大きな丸い穴が見えてました。

現在、グーグルマップの航空写真はどうやらその頃に撮影されたものらしく、
ちょうど僕がみた潜水艦が入ってるのが見えてます。
航空写真では北側のドックにも、もう一隻潜水艦が見えてますね。

たぶんその潜水艦はこれ ↓
floating_dock_4.jpg

これは昨年の9月にハーバーランド岸壁から撮影した物ですが
502という番号のこの潜水艦は今年の3月25日に川崎造船から防衛省に
引き渡されたばかりの“うんりゅう”という新造艦です。
2006年3月31日起工とWikipediaには書いてあったので、完成するのに
丸4年はかかるのですね。船造るってすごい事だなあ。アムステルダム号なんて
一体何年がかりで造ったのでしょね?

え〜っと、浮きドックに話を戻してと・・・川崎重工業のドックの西にならんでいる
少し小さめの浮きドックへの出入り口から中を見ると

 ↓ こんな感じ
floating_dock_2.jpg

この日は小さな船が入っておりました。船がポンと置いてある眺めも何か不思議な感じ。
なにか台のような上に載っています。こんな部分的に支えても良いなんて
船底って強いんだなあ。

floating_dock_3.jpg

台は木製のようにも見えますがどうなんでしょね。
しばらく経ったら、また偵察に行こっと。次は何が入ってるかな?

さて、冒頭の写真を撮影した兵庫埠頭ですが、元々はいくつかの埠頭だったところを
埋め立てて一つにしたひろい埠頭です。別名バナナ埠頭。
日本の輸入バナナの約4分の1がここで荷揚げされているそうです。
みなさんの口に入るバナナもここを通ってる奴があるかも。

埠頭の入り口にはこのような記念碑もあります。
兵庫港記念碑.jpg

扇港五十年って書いてあります。扇港っていうのは神戸の港の事です。
神戸の市章のデザインのもとにもなっているものですが、昔の神戸港は
扇の形が2つ並んだ形だったらしい。ん〜、どんな形やったんかなぁ?
後にまわると神戸開港50年記念、大阪毎日新聞社って書いてあるので
毎日新聞が寄贈したものなんでしょうかね。いつ建てたかは書いてないんだけど
(書いといてよー)開港50年って事は・・開港は1868年って事だから
その50年後って事で1918年。おー、およそ90年前の物ですね。
てっぺんにはガス灯もついてるし、両横にはライオンの顔の水の注ぎ口もついてて
なかなか立派な物ですが、まわりにゴミが散乱してたのがちょっと悲しかった。

しかし、一度ちょっとまじめに神戸の歴史について学んでみようかな。
その昔は勝海舟が神戸海軍塾という施設も創設している訳で、なかなかおもしろそうです。
生まれも育ちも神戸のくせに、な〜んで若い頃にちゃんと勉強しとかんかねぇ?・・・

長くなってしまいましたが、この日は兵庫埠頭の近くで大正13年竣工の古い橋も
見つけて感動したのですが、これについてはまた明日。





















タグ:散歩 神戸
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神戸港散歩 [神戸]

この前の土曜日にまた神戸港をぶらついてみたらでっかい船が
ポートターミナルに横付けになってるのを発見。それも今到着したばかり。

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オランダ船籍のアムステルダムという船でした。約6万トン、
全長240m近い巨大な客船です。

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前に回って・・・

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後に回って・・・

とにかくでかい。長さや幅もすごいですが、なにより高さが・・・。
水面から上だけでも13〜14階建てのビルくらいあります。
こんなものが海に浮いてるって空気の力ってすごいなと変に感心したりして。
でかい飛行機が空飛ぶのも不思議だけど、これもまた不思議。

大きさもすごいけど、姿もまた美しい。1枚目の写真は岸壁で見た後に
ポートアイランド側にまわって撮ったものですが、すっきりと端正で、
なんとも流麗な姿。大海上でも映えるだろうな。
僕もデザイナーの端くれですが、こんなものをデザインする気持ちって
どんな感じなんでしょ・・・っちゅうか総工数はどれだけ? 
やる事いっぱいだねえ。想像付きません。儲かりそう・・・

前側デッキの白くてペタンとした部分は、大波かぶった時の為の装甲?
その上の横長の窓の所は操舵室ですね。左右に張り出した部分は
接岸する時用の操縦席だと思います。一番上の部分は展望ラウンジらしい。

後側の黒い窓の部分は2階吹き抜けのレストランになっているようです。
くるっと回りながら上がって行く階段も見えていて、超ゴージャス。
もう別世界です。その他にもカジノやバーやプールや・・・ああ、非日常的。

amsterdam_5.jpg

脱出用のモーターボートは両舷合わせて14隻。見た感じではどうやらボート自体が
カプセルになってる様なので、これなら荒れた海で大きく揺れたり、くるっと
ひっくり返っても、なんとか大丈夫そう。まあ、中は大変でしょうけどね。
タイタニックにもこれがあったらよかったのにねえ。

ん? ちょっと待って。乗客と乗務員合わせて定員は2000人近いぞ。
2000÷14で1隻平均143人。ん〜そんなに乗れるのか?? 結構小さいぞ。
人って詰めて座ればけっこうコンパクトになるのでしょうか? 
タイタニックの映画だったら、船の下の方にいたディカプリオ君達は
切り捨てられてたなあ・・・え〜・・・もしかして・・・


さて、船が有れば、乗る人もいるって事で・・・

amsterdam_4.jpg

左側お金持ち、右側我々一般市民の図(いや失礼)ってとこですが、
ポートターミナル側では到着の歓迎セレモニーでどこかの高校生のバンドが
ポップスなどを演奏してまして、船の乗客からやんやの喝采を受けておりました。
デッキに並んでる人達をざっと見た所では、リタイアしたであろう年配の方が
ほとんどで、若い人は見受けられません。やはり船のクルーズはお金にも時間にも
余裕のある方達のものなんでしょうね。まあ皆さん見事に太っておられます。

しかし老後に夫婦で船旅なんてねえ。豊かだなあ。素晴らしい。

・・・ちゅう事で、一体こんな船で航海するといくらかかるんだろうと思って
ネットで見てみると、フロリダから出発してロサンゼルスに帰る世界一周で
最上級のスイート使って税込日本円で760万ちょい。あれ? これなら
お金持ちにしてみたら全然高くないな。ベランダ付きの海側船室ならこの半値。
ベランダなしなら更に半値。ここまでくると庶民でもエイヤッと思い切れば乗れるか。
まあ興味の有る方、でかいと言っても船は船。この空間の中での114泊に耐えられて、
その暇のある方、世界一周はいかがでしょ? 航海の日程説明には南極には
上陸しませんって書いてあります・・ちゅうか南極までは一応行くんだ・・・ふ〜ん。

さて、この日は他に浮きドックも偵察、それとまた別の発見もありましたが、
また後日。

















タグ:神戸 散歩
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神戸散歩 “御影ー深田池” [神戸]

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日曜日の神戸港散歩から帰る途中に、やっぱり春だし桜だね・・・と、ちょっと寄り道。
この写真の池は深田池(ふかだいけ)という、阪急御影駅のすぐ北側にある小さな池です。

僕はここからバスで5〜6分登った鴨子ヶ原というところに生まれ育ったのですが
小学校はこの池から少し西に行ったところにある御影北小に通っておりました。
学校からの帰り道、よくこの池で遊んだものです。みんなザリガニを捕まえるのに
透明なプラスチックで出来た仕掛けを放り込んでいました。
(魚捕まえる仕掛けだったか?)

その頃は写真の真ん中あたりの東屋の部分はなく、ただの桟橋で、
たもとには小屋があり、そこではジュースや菓子類を売っていたり
ボートの貸し出しなどもしておりました。よくこのボートにも乗りましたが
いつの頃だったか池の改修工事があり、この小屋もボートもなくなってしまいました。

当時の今頃、桜満開の時期には、池の周りには昔ながらの雪洞がぐるっとつられて
夜ともなると、その薄暗い灯りに照らされた桜の下でゴザをひいてたくさんの人が
宴を開いておりました。ボート小屋ではこの花見客相手に七輪も貸し出してました。
また池の西岸には山水閣という料理旅館があり(今はもうないです。)そこからは
春の宴会客や芸妓さん達の騒ぐ声も漏れ聞こえて来て、月並みな表現とは思いますが、
それはそれは風情のある、のんびりした古き良き風景でありました。

今はもう雪洞もボート小屋も山水閣もなく、神戸各所の桜の咲く公園は花見の人で
賑わっていたこの日も、ここは散歩の人がちらほらと見受けられるだけでひっそり。

ベンチに座って静かな池や山を眺めるのも心落ち着いて良いものですが
あの雪洞のある、ほのぼのと温かい風景がもう一度見れたらなあ・・・と。










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